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2019.06.06 イベント

【月例会】6月月例会「シンガポール仲裁とその他アジアの仲裁~SIAC, ICC, BANI, VIAC等の比較と最新動向~」

  6月の月例会は、講師として、西村あさひ法律事務所の宇野伸太郎弁護士をお招きし、「シンガポール仲裁とその他アジアの仲裁~SIAC, ICC, BANI, VIAC等の比較と最新動向~」をテーマにご講義いただきます。
 シンガポールはアジアにおける国際仲裁のハブとしての地位を確立しており、シンガポール国際仲裁センター(SIAC)は2018年に400件の新規仲裁手続きを受け付け、30社の日系企業が仲裁当事者となりました。他方、アジアの事業に関する契約交渉において、シンガポールの仲裁(SIAC又はICC)を強く押すべきか、インドネシアやベトナムなどの各地の仲裁(BANIやVIACなど)を受け入れてもよいかというのは頻出する問題です。両者の違いは、ルールなど建前的なものもありますが、仲裁手続きが開始して初めて実感する実務上の差異が多数あります。例えば、一般にはシンガポール仲裁は中立性、専門性として望ましいと言われていますが、シンガポール仲裁では、近時増加している緊急仲裁人手続きなどで、極めて緊急な対応を強いられることがあるという問題もあります。BANIやVIACなどのローカル仲裁は、特有の問題点があり、契約交渉においてこれらを受け入れるかは、どのような問題点が存在して、どの程度深刻かというのを理解した上で検討すべきところです。
 今回の月例会では、シンガポールの仲裁(SIAC、ICC)及び東南アジアのローカル仲裁(インドネシアのBANIやベトナムのVIAC等)に豊富な経験を有する講師が、実際の経験をベースに徹底的に比較し、最新の活用法と注意点を解説します。
 上記の内容を踏まえ、会員各位におかれましては、法務部門のみならず、海外事業に関わる部署等にも積極的にお声かけいただき、ご出席いただけますと幸いです。

日時 2019年6月20日(木) 16:00~18:00
場所 一般財団法人商工会館(東京都千代田区霞が関3-4-2)6階会議室
アクセス
テーマ 「シンガポール仲裁とその他アジアの仲裁~SIAC, ICC, BANI, VIAC等の比較と最新動向~」
講師 西村あさひ法律事務所 弁護士 宇野 伸太郎 氏
アジェンダ 第1部 シンガポール仲裁とその他アジアの仲裁の概要、及び徹底比較
第2部 仲裁手続きが始まった場合の手続きの流れ、活用法と注意点
第3部 グループディスカッション

毎月開催(8月、9月を除く)される月例会は、当協会会員向けのものですが、
会員企業以外の方でご参加ご希望の方は当協会事務局までお問いわせフォームからご連絡下さい。
詳しいご案内を差し上げます。

※会場の定員等の関係でご要望に応じることができないこともありますので、あらかじめご了承下さい。