2025.04.28 イベント
今回は、通常の具体的テーマから離れて「教えや学び」を考えたいと思います。
講師のおひとりである照井弁護士には、ちょうど2年前の月例会で「実務家教育今昔物語」と題してお話しいただき、その熱い師弟関係のエピソード等はまことに印象に残るものでした。いずれ続編をお願いしたいと思っていたところ、直近のエッセイ「世の中は存外公平なものですよ、頑張っている人を放っておきません――長島安治先生の教え」(※)を拝読し、機は熟したと思われました。そして、その続編は望外にも、照井弁護士が先達として尊敬されている末吉亙弁護士をお迎えする形で実現することになりました。お二人の対談形式で、後述の照井弁護士のご趣旨を借りれば“師弟問答的”に、法務に留まらない「教え・学び」についてお話を深めていただきます。
ちょっと他では聞けない“今昔物語”の第二弾(法務版「不適切にもほどがある」の気配も!)、知的興奮、じーんと来てしんみりしたり自省したり、そしてあらためて自分もガンバロウと思う、『そして、バトンは渡された』、両弁護士の熱い想いのバトンを受け取るヒューマンな会になると思います。INCAならでは類を見ない企画、ふるってのご参加をお待ちしております。
(※)NBL1285(2025.3.1)号。参加不参加を問わず是非ご一読ください。
【もう一歩前へ】その元ネタとのこと、末吉弁護士ご執筆『古曳正夫先生の教え』
(NBL1111(2017.12.1)号「小特集 古曳正夫先生を偲ぶ」)もあわせてぜひ。
末吉 亙 弁護士
私は、1983年に弁護士登録をし、森綜合法律事務所に入りました。それ以来、私の師匠は古曳正夫先生でした。「アンテナを高く掲げよ」「デッカク考えよ」「検討は繊細に、判断は大胆に」など、私の弁護士人生の土台を全て実践的に教わりました。そんな私は、初めて照井先生(私よりキャリアで18年お若い)にお会いした時から、何か懐かしい雰囲気を照井先生に感じていました。それは照井先生が長島安治先生の薫陶を受けているからだろう、と後に知りました。本企画は、そんな照井先生と私のジャズセッションになるように思います。
【講師ご紹介】
末吉 亙(すえよし わたる)弁護士(KTS法律事務所)
【略歴】
1981年 東京大学法学部卒業
1983年 森綜合法律事務所に入所
2007年 現在の潮見坂綜合法律事務所共同設立
2020年 KTS法律事務所共同設立
これまで、早稲田大学法科大学院、東京大学法科大学院などで知的財産法の教育活動に従事
【取扱分野】
知的財産法、企業法務一般、訴訟
照井 勝 弁護士
新人の頃、弁護士として、人として、大切にすべき数多くのことを先達から学びました。テクノロジーがどんなに進化しても、その教えの価値は変わりません。むしろ進化すればするほど、その価値は更に高まると確信しています。その思いをテーマに込めました。今回は、小僧が和尚に教えを請うように、私が尊敬する末吉亙弁護士に企業法務の「昔」、「今」そして「将来」についてお尋ねし、その貴重な経験談・御意見をお聞きしたいと思います。もしかすると、直ぐに役立つノウハウはお伝えできないかもしれません。ですが、数年後、場合によっては数十年後に、あの話を聞いておいて本当に良かった、と思える会にできればと願っています。
【講師ご紹介】
照井 勝(てるい まさる)弁護士(青山綜合法律事務所)
【略歴】
1998年 早稲田大学法学部卒業
2000年 長島・大野・常松法律事務所に入所
2007年 南カリフォルニア大学ロースクール(LL.M.)終了
2009年 青山綜合法律事務所に参加
2015、2017、2019、2021、2023、2025年
一橋大学大学院法学研究科ビジネスロー専攻非常勤講師(エンタテインメント法)
【取扱分野】
映画・テレビ、メディア、ゲーム、音楽、アート、ファッション、スポーツ及び著作権・エンタテインメント関連の契約交渉、契約書作成及び紛争解決
日時 | 2025年5月27日(月)16:00から18:00まで |
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場所 | 商工会館(千代田区霞が関3-4-2 弁理士会館ビル 5階) |
テーマ | 「絶滅危惧種(?)の弁護士は黄昏時に飛び立つ-末吉亙弁護士の教えに導かれて」 |
講師 | 末吉亙弁護士(KTS法律事務所)、照井勝弁護士(青山綜合法律事務所) |
参加ご希望の方は、2025年5月23日(金)までにお申し込み下さい。
毎月開催(8月、9月を除く)される月例会は、当協会会員向けのものですが、
会員企業以外の方でご参加ご希望の方は当協会事務局までお問いわせフォームからご連絡下さい。
詳しいご案内を差し上げます。※会場の定員等の関係でご要望に応じることができないこともありますので、あらかじめご了承下さい。